訃報は突然知らされることがほとんどです。葬儀のマナーを身に着けておいて、いざと言う時に慌てないようにすることが大切です。注意する点は宗教、会場、服装、香典、です。訃報を聞いたら、先方の宗教を確認します。宗教によって香典袋も異なります。仏式の場合、ご焼香をしますが、神式は玉串奉天、キリスト教式は献花です。ほとんどの場合が仏式なので、ご焼香の仕方を事前に確認しておきます。葬儀の会場を確認します。最近は自宅よりも斎場で行うことが多いからです。遅刻は厳禁です。時間に余裕を持って行動します。服装は近年は通夜も葬儀もブラックフォーマルがほとんどです。男性は白いワイシャツにネクタイは黒、靴下も黒です。女性はスカート丈に注意します。
座った時に膝が見えない丈が良いでしょう。立ったり、座ったりが多いので、フレアタイプの方が動きやすいです。ストッキングは黒、バックも黒です。エナメルのように光っているもの、金具の付いているものは避けます。喪章は関係者のしるしです。喪服の代わりにはなりません。化粧はナチュラルメイクとし、マニキュアは落とします。髪は黒のゴムやバレッタでまとめます。ハンカチは白、傘やコートも黒やグレーなど地味な色のものを使用します。アクセサリーは一連の真珠のネックレスのみとします。子供は制服があれば、それを着用します。ない場合は黒、グレー、紺などのスカートに白のブラウスを着せます。親族でなければ、小さい子供を連れて行くのは避けます。
親族の場合、子供の服装は地味な色のものとします。おもちゃなどを持たせて、ぐずらないようにさせます。音の出ないおもちゃが良いでしょう。香典は故人との親しさによって金額が異なります。安すぎても高すぎても失礼です。また、新札を使用するのは悲しみを予期していたように感じられるため、避けます。かと言ってあまりしわだらけのお札も気持ちの良いものではありません。新札を一旦折って使用するのが良いでしょう。香典袋は宗教に合わせます。仏式は御霊前です。神式は玉串料、キリスト教式は御花料です。わからない場合は御霊前が無難です。会場内では小声で話します。遺族に最後の様子などを訪ねるのは避けます。悲しみを一層深めてしまうからです。
知り合いに会っても、世間話などはしないようにします。通夜ぶるまいに案内されたら、断らないことです。これは故人を供養する意味があるからです。握りずしや大皿料理に一口でも良いので箸を付けます。喪服はたいへん目立つので帰りは立ち寄りなどしないようにします。
[参考]
大阪府の葬儀場・斎場・火葬場|葬儀・葬式・家族葬【公益社】
koekisha.co.jp/information/w_osaka
>> ウェブページ