遺骨をお墓に納めて供養することを納骨といいます。四十九日法要と同じタイミングで行ったり、四十九日法要を終えてから行うのが一般的だと言われていますが、実はお墓に納める時期に特に決まりごとはありません。そのため、自宅にしばらく遺骨を安置しておき、たとえば一周忌法要などを目処に行うことも可能です。
特に定められた時期はありませんので、遺族の気持ちが落ち着いてから、穏やかな気持ちで納骨を行うとよいでしょう。遺骨を納めるお墓がない場合は、事前にお墓の準備をしなければいけません。様々な点を比較して霊園を選んだり、お墓のデザインを決めていくとよいでしょう。
ただ、実際にお墓が建つまでは2か月から3か月かかる場合がありますので、遺骨を納める時期を決めたら早めにお墓の準備を進めることが重要です。もちろん、先祖のお墓がある場合は、日程が決まったら専門業者や僧侶と連絡をとって話を進めておきましょう。
また、遺骨をお墓に納めるにあたって必要な書類があることも知っておかなくてはいけません。遺骨埋葬許可証をはじめとして、墓地使用許可証または受入許可証は欠かせない書類です。専門業者に連絡をする前にこれらの書類を準備しておけば、話がスムーズに進められるので安心です。
そして、専門業者や僧侶と話し合い日程が決まったら、参列してほしい人に電話やハガキで忘れずに連絡しましょう。