葬儀社のスタッフの大変さを感じるよりも、親切さを感じることのほうが多いと思います。しかも、お葬式のみならず、後々の事まで教えてくれる律儀な葬儀社さえあります。お葬式は担当者がおり、そのスタッフの構成次第で式が執り行われていきます。
行き届いた対応でなければ、遺族は満足しないでしょう。故人を亡くしてしまった悲しみは誰が慰めたとしても一番不幸だと悲観的なはずです。今までに無いぐらい親切であっても、遺族にとってはそれが当たり前のように感じるのでしょう。
何かにすがりたい、誰かに当たり散らしたい、そうした気持ちを察するのもスタッフの仕事です。そうした中でも、祭壇を飾り、花も発注し、配置を決めたりと心情とは裏腹に仕事をこなす必要もあります。家族葬が主流となり、人数も集まらない、利益が出ないとわかっていても親切に、館内を綺麗にする至れり尽くせりでサービスを提供します。
祭壇のお花も十分な量を用意し、綺麗だと褒めてもらい、その花を持って帰りたいという会葬者には祭壇からではなく、別に用意したお花を渡す配慮もしてくれます。祭壇に飾った花は、棺に納めることになります。また、祭壇に飾っているだけに、魂を連れて帰るというイワレもあるため、縁起が悪いとする地域もあります。
それらに配慮できるのも地域に根付いた葬儀社ではないでしょうか。