葬儀は斎場で行われるものというイメージも強くなっていますが、最近は自宅で行う自宅葬も見直されています。その背景には、家族葬などの小規模な葬儀が選ばれることが増えたことや、感染症対策なども考えられます。自宅で葬儀を行うメリットとしては、まずは住み慣れた我が家で最後のお別れができるということがあげられます。
そして、自宅の場合は会場を利用するときのように時間の制約がないので、よりゆっくりとお別れの時間が持てるということもメリットです。斎場を利用すると、移動に時間や手間もかかりますし、式場の使用料も発生します。
式場の使用料は葬儀費用でも特に負担が大きくなっていますので、自宅葬はかなり費用を抑えられることになります。注意点としては、自宅で葬儀を行う場合も広いスペースが必要ということがあげられます。祭壇の有無や参加する人数により、確保しておくスペースは変わってきますが、6畳程度の広さは用意しておきたいところです。
そのためには、部屋を片付ける必要もあります。さらに、自宅で行う場合は近隣への配慮も必要になりますので、近隣に声をかけておきたいところです。集合住宅などでは、自宅での葬儀が禁止になっている場合もありますので、管理会社やオーナーに確認しておきましょう。