自宅葬は斎場などで行わず、住み慣れた自宅でお通夜や告別式をするお葬式のことです。昭和から平成の始めごろは、地方や農村部では大変ポピュラーなお葬式でした。現代は多忙な人が増えているので、地方や農村部でも斎場などで葬儀を行うことがほとんどです。
80代、90代の高齢者は、住み慣れた自宅でお葬式をして欲しい人もあります。かつての日本では、近隣住民がお通夜や告別式などのお手伝いをしていました。自宅で香典の受付をしたり、参列者に食事をふるまうことが多かったです。
現代も一部の人は、自宅葬を希望している人があります。お通夜や告別式なども自宅で行うので、遺族や親族、親戚の人の負担が掛かる傾向があります。現代は葬儀社にお通夜や告別式を申し込む人が増えていますが、従来の自宅でのお葬式は、大切な家族や親族、親戚、友人、知人に見送ってもらえるなどの利点があります。
地元の寺院の檀家になっている場合は、僧侶に読経を依頼する必要があります。お車代やお布施、お食事代などが必要になるので、事前に確認をしておく必要があります。自宅でお葬式を行う場合は、四十九日までの逮夜の費用も含まれていることが多いです。事前に確認をしておくと安心です。