通夜・葬儀・告別式が執り行われるまでには、臨終からの流れもあります。しかし、宗教によってその流れも異なります。例えば、カトリックはどうでしょうか。危篤を告げられたら、身内に連絡をして、臨終前に行う儀式のために神父にも連絡します。
カトリックでは、神父が信者の額、両手などに聖油を塗り、パンを与えて祈る『病者の塗油』を行います。次に、遺体を清める湯灌、死化粧などを行いますが、これは仏教と同じです。納棺式では、生前の愛用品を入れ、手にはロザリオを持たせます。
棺には黒い布をかけて、白い花、十字架を置きます。カトリックでは通夜の儀式といわれ、祭壇を飾り、聖歌の合唱が行われます。そして葬儀になるわけですが、その後は、神父が聖書を朗読し、祈りを捧げる火葬式が執り行われます。
遺骨は仏教と変わらず、骨壷に納められます。会葬者は香典を包むことになりますが、カトリックも仏教も金額は同じ、ただし、死を連想する4や9の枚数、数は避けましょう。ちなみに、香典は教会への寄付になるようで、『御花料』という面書きをした白い封筒を使用することが多いようですが、『御霊前』でも無礼にはなりません。
しかし、事前に確認しておけば恥をかかないでしょう。