葬儀は喪主・遺族にとっては慌ただしく過ぎてしまいます。細かな仕事の役割分担を決めておくとスムーズです。しかし、一般葬とは異なるのが社葬でしょう。事前準備はもちろん、当日も葬儀委員やその他の社員も一丸となって遂行しなければなりません。
例えば、葬儀に関する印刷物の担当も決めましょう。通知状、新聞広告、会葬礼状のみならず、弔辞の文案作成も必要です。社葬では、委員長や社員代表、友人代表が弔辞を述べることになります。基本的に、弔辞は委員会が起草するのが普通です。
内容も同じにならないよう、故人の略歴や業績などを読む人、故人の人間性に触れるものなどに分けるのが良いでしょう。次に、進行担当者を決める必要があります。具体的には、寺院などへの依頼や打ち合わせ、先にあげたように弔辞の依頼などです。
当日は、僧侶や遺族の送迎と案内も担います。他にも、親族から社員関係者、取引先や関連会社の会葬者がお悔やみに訪れるため、受付担当であったり、接待担当者も決めておきましょう。参列者が多い時には混乱が予想されますから、別に会葬御礼担当者を決めておくのが問題もないようです。もちろん、担当者同士、横の連絡は密にしておくことも大切です。