葬儀に参列するときは、失礼がないようにマナーを厳守することが重要です。覚えなくてはいけないマナーはたくさんありますが、特に焼香のマナーや正しいやり方を知っていれば、慌てることなく参列できます。まず、基本的なやり方は、抹香を親指と人差し指、中指で少量つまんで、目の高さに持ち上げてから香炉に落としていきます。
これを宗派によって、1回から3回行うのがマナーです。香炉に落とすときは少しずつ静かに落とし、終わったら合掌しましょう。また、抹香ではなく、線香で行う場合もあります。線香に火をつけるときは、ろうそくの炎を用いるのが基本です。
ろうそくで火をつけた後、炎を消すときは左手であおいで静かに消すことが重要です。息を吹きかけて火を消すのはマナーに反する行為なので、絶対に避けなくてはいけません。線香を香炉に立てたら、合掌しましょう。複数に火をつけた場合は、他の人があげたものとぶつからないように、少し離して立てるとよいでしょう。
ここで一つ頭に入れておきたいポイントは、使用する本数は宗派によって異なるという点です。1本から3本ほど使用しますので、事前に宗派を確認しておくと失敗することがありません。ちなみに、浄土真宗では、小さな香炉のときは2つから4つに折って、短くしてから行うことが多いです。