ルポライター川田の教える葬儀記事まとめ

地域貢献事業の一環でやっています

2019年11月06日

葬儀会社では1年に1回くらいの割合で人形供養を開催する場合があります。これは文字通りに人形を供養するための儀式なわけですが、普通のお葬式と違うのは個人単位で受け付けるのではなくて、誰でも参加可能な点です。

人形には愛着があるので、最終的には焼却されてしまうものの、単にゴミとして捨てがたい人もたくさんいます。そこで供養という形で開催することで集客をしています。この人形供養は有料開催の業者もありますが、一方ではお金がかかるわけではなくて実質無料で開催するところもあります。

そしてあらかじめに新聞広告などに掲載して地域住民に知らせています。供養会場では単に人形を供養するだけでなく、食事がタダで振舞われたりなどもします。こうなると業者側としてはお金が1円もとれないのに、かなりの経費がかかるから大損ではないかと思うかもしれませんが、人口減少時代の昨今は同じ地域内に他業者も参入しているので、新規顧客確保も重要な課題の1つになっています。

そこで地域貢献事業として開催しています。その新規顧客確保のために一部ブースでは会員登録受付などを行っていたりします。会員登録すると、その人やその家族の誰かが死んだときに、会員でないよりも10万円以上などの割引きで葬式が行えるようにし、それで顧客確保を狙っていたりします。

ただその人形供養は開催できる時期が限られます。開催できるのは火葬場が休業していて告別式が行えない友引の日の午前中で、しかも土休日が条件となります。というのは土休日でないと集客できないこと、友引の日の午後以降はお通夜とかが突如舞い込んでくるかもしれないからです。

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