亡くなった人のお葬儀のために遠方から友人が弔問に訪れた場合、交通費などを支払わなければならないのでしょうか。わざわざ遠くからきてくれたから出したほうがいいのではないかと考える人も少なくありませんが、基本的にご葬儀の時には出す必要がありません。
というのも理由として、基本的にどんな人であろうと遠方から参列する場合、全て自費であることがマナーとなっているからです。基本的に交通費などを払うのは結婚式などの慶事だけとなっており、弔事の場合は残された家族が大変だろうから交通費などを支払わなくていいといわれています。
とはいえ、せっかく来てくれた人に何もしないのは失礼に当たると考えているのであれば、感謝の気持ちとしてその後に中元やお歳暮などを送るといいでしょう。葬式やお通夜のときにばたばたしていてお礼を渡すことができないとしても、お中元・お歳暮といった物であれば、相手に失礼にならなくて済みますし、角も立たずにお返しができるでしょう。
更に当日の現金のやり取りがなくなるため、お金に関するトラブルが発生しにくくなります。相手に失礼にならないようにお礼をするためには、四十九日を済ませてからお中元・お歳暮で対応すると喜んでもらいやすいでしょう。