葬儀を行う際の斎場の選び方の基本はできるだけ自宅の近くにするのがある意味での理想的だといえます。その理由の1つ目は移動時間をその分短くできるからです。移動時間が短いとそれだけ心身に対しての負担を軽減できるようになります。
近年は葬儀会社はできるだけ帰って休んでもらうことを奨励しています。棺桶の前で線香の火を絶やさないようにするという習慣も消防法の変化で夜間は禁止され、電気が点灯する代替品で対応するようになったからです。一部の斎場では遠方から来た人のために一応は寝具やシャワー室などが用意されているところもありますが、控室ではあまり落ち着かないので疲れがとれにくくなってしまいます。
次の理由は万が一葬儀に関わる準備を忘れてもすぐに取りに戻れるからです。遠方だとそれだけ時間がかかってしまって下手すると間に合わないかもしれません。そして究極の理由は火葬場までの搬送料金、火葬場の利用料の問題です。
葬儀を行う場合はたいていはその葬儀社の近くの火葬場へ行くように手配をしますが、火葬場料金は住民票がある地域の人とそれ以外の人では大幅な格差を設置しているからです。その火葬場料金を安上がりにするためにも自宅の近くのほうが理想的になります。