お葬式をするにはどこかの葬儀屋さんのお世話になる必要があります。それ抜きで自分たちで勝手にやろうとしても一個人だけでは火葬場の予約ができません。だからそうなるわけですが、その葬儀屋さんには基本的に年中いつでも24時間対応の無休で活動をしています。
それを示す1つにどこの業者さんも営業時間とか定休日なるものを表示していません。さてなんでこの業界では年末年始を含めて24時間365日対応しているかというと、いつご遺族から依頼が来るかわからないからです。
大抵の人はどこかの病院などで逝ってしまいます。そしたら少なくても遺体はできるだけ早期のうちに移動させる必要があります。もし定休日とか営業時間帯などがあれば、それにぶち当たると営業時間帯になるまで待たなければならなくなります。特に年末年始などになると何日も病院で遺体が安置されたままなんてことが生じています。これはご遺族にしても病院にしても非常に厄介な問題になります。これらの問題を回避するためにも24時間365日対応で職員の誰かが寝泊まりしながらでも待機しています。そして依頼があると他の職員を呼び出して会館を開けて対応することになります。ただしいくら会館が開いていて職員が対応しているといっても儀式がいつでも行えるわけではありません。儀式はお寺の住職さんのスケジュール次第だし、告別式などは友引の日に該当する日は火葬場が休業しているので行うことはできません。24時間365日対応はあくまで会館を開けて対応する、寝台車で遺体を引き取りに行くという意味になります。