時代の変化とともに、寺やお坊さんに対しての檀家関係について、疑問を感じる方が増加傾向にあります。これに関しては、お布施の額が分からない、或いは寄付を断ることが出来ないなどが非常に大きな誘因となっています。
以上のような要因で、離壇したいと考えているケースで、檀家寺のお坊さんに対して葬儀の読経をお願いすることは回避したいと考えるのが、当然の流れです。ひとたび、読経のお願いをしてしまうと、後日のさまざまな法要のことを考えるとわずらわしくなるためです。
それから、引っ越したり、或いは実家より遠く独立して暮らしていたりして、檀家寺に至るまで遠方になったケースでも、労力をかけて依頼しにくい実態にあります。仮に、お坊さんが引き受けたケースであっても、行き帰りの足代のことを考えると困難であるということになります。
とりわけ、お通夜及び告別式の2日に渡るというようなケースで、滞在のことも考慮に入れる必要性が出ます。それに加えてもともと何処のお寺の檀家でもないこともあり得ます。葬儀時に、読経をお任せできる寺院やお坊さんがありません。以上のように、もとからお付き合いのない方は、自身で探すしかありません。