葬儀には様々な種類がありますが、多く選ばれている式タイプとなるのが一般葬です。昔から選ばれている式タイプであり、地域による風習なども守りながら最後のお別れができる式タイプといえます。また多くの人が参列者として最後のお別れをする事ができ、故人にとっても多くの人達に見送られるという点ではよい供養ともいえます。ただし一般葬独特の特徴がメリットでもあり、注意点となる事も把握しておく事が重要です。まず一般葬は参列者自体に制限がないので多くの人が葬式に参加出来ますが、逆に多くなりすぎてしまう可能性があります。
できるだけ周囲に迷惑をかけずに葬儀をしたい場合は生前葬に目を向けてください。事前に相談をすれば余裕を持って行動することができますし、自分らしさを周囲にアピールすることも可能なので人気があります。事前に相談をするときは自分なりのコンセプトをスタッフに伝えましょう。生前葬をすればお墓を一緒に手配することができるので余計なコストや時間がかかりません。また、自分自身のスタイルを守ることができるので自信にもつながります。
葬儀の際に行う焼香だけれども、宗派によってどんな違いがあるのかを知っておくと役立ちます。浄土真宗本願寺派場合、右手の親指、人差し指、中指で抹香をつまみ香炉にくべます。それから浄土真宗大谷派の場合には、抹香をつまみ、額まで持ち上げ落とすことを2回行います。それから、天台宗の場合にも同じく、額に抹香を持ち上げて落としますが、特に回数は決まっていないので、1回でも2回でも大丈夫です。他にも、真言宗の場合には、3回、日蓮宗の場合には、右手親指と人差し指で抹香をつまみ香炉にくべます。
終活を進めていくときにしっかりと考えていくことになるのが、自分のお葬式であり、理想とするお葬式を考えていくことも重要になります。人に笑顔になってもらうことができるお葬式にしたいと考える方も多く、趣味を取り入れて、楽しい雰囲気にしていく方法もあります。例えば、写真が好きな方は、今まで撮影してきた写真を使って、自分の葬儀で使ってもらえるようにするなど、いろんな人を笑顔にする作品を残せます。お葬式をすることを考えて、いろんな情報を集めていると、しっかりと準備を進めて、たくさんの人に悲しむのではなく、笑顔になってもらえる空間づくりを進めていけます。