現在、葬儀といっても色んなスタイルがあります。家族や自分自身が亡くなることを考えてどうやって葬儀を執り行いたいか一度話し合っておきましょう。近年広がりつつあるのが家族葬です。家族葬では一般の関係者を招かず親近者だけでとりおこないます。昔は密葬と呼ばれていましたが、閉鎖的なイメージがあるので家族葬に名前を変えています。家族葬は事前に故人の希望を持って行います。また、年末年始に行うことになった場合も採用されるケースです。
自宅葬は、通夜と告別式を行わない形態の葬儀として都市部の一般家庭を中心に広がっています。こうした葬儀の方法は、準備にほとんど時間が掛からないことや、五十万円未満で一通りの葬儀の手配ができることから、年齢や職業を問わず多くの遺族から支持が集まっています。そうした中、自宅に居ながら親族や友人同士で故人を送り出したい場合には、早いうちに小規模の葬儀を専門に扱っている業者と相談をすることがポイントです。業者によっては連絡をしてからすぐに自宅まで担当者が駆けつけてくれるところや、電話で具体的な葬儀に関する話ができるところもあるため、余裕を持って複数の業者の特徴を理解することがおすすめです。
お葬式の時に考えておかなければならないことというのはたくさんありますから一つずつそれをクリアしていくようにしましょう。まずは当然ですがなんだかんだでお金がものすごくかかる儀式になりますので葬儀にかける予算を決めるようにすることです。これは家族ともそうですし、親族などとも話し合う必要性があったりします。葬儀にかかる費用はどのようなことから決まっていくのかと言うと行うための人数とか会場の広さ、用意する食事の量、どんな祭壇にするのかとかです。
都市部を中心に最も多い葬儀のスタイルは、家族葬だとされています。その背景には、社会の変容が大きく関係しています。日本は高齢化社会と言われて久しいですが、高齢者の場合はお葬式へ参列するのも大変であると考えられています。しかも、それが遠方になると、電車や飛行機を手配し、場合によってはホテルの手配が必要になります。そうなってくると、ちょっとした旅行に出かけるようなものであり、しかも、足腰が不自由とくると移動だけでも大変なことになります。