お墓参りに行くと墓前に花瓶がありお花を添えますが、葬儀の供花はお墓参りの際よりも、比較をするとかなり華やかです。故人に供える花が供花であり、お葬式の会場を飾り祭壇も飾る役割と共に、ご霊を慰める意味もあります。親戚一同や親族と書かれて祭壇に飾られる花であり、手配をする際には注意も必要です。手配に関しては葬儀社や花屋への依頼をしますが、葬儀社に頼むなら会場へ電話をして、担当の葬儀社を確認します。故人が生前親しくしていた人や、親族や遺族が贈るのがポピュラーですが、親族や友人一同でまとめて贈ることもあるので、依頼前に周りにも連絡を取る方が無難です。
亡くなった人のお葬儀のために遠方から友人が弔問に訪れた場合、交通費などを支払わなければならないのでしょうか。わざわざ遠くからきてくれたから出したほうがいいのではないかと考える人も少なくありませんが、基本的にご葬儀の時には出す必要がありません。というのも理由として、基本的にどんな人であろうと遠方から参列する場合、全て自費であることがマナーとなっているからです。基本的に交通費などを払うのは結婚式などの慶事だけとなっており、弔事の場合は残された家族が大変だろうから交通費などを支払わなくていいといわれています。
葬儀をする際は喪主を決める必要があるとされていますが、その決め方は慣習によるのが一般的だと言われています。亡くなった人の遺言によって決められたのであれば、その通りに従うのが良いと考えられます。決められていないのであれば、一般的には配偶者が務めることになりますが、配偶者が故人だったり、または役割を果たすのが難しかったりする場合もあります。その際は血のつながりの深い人間がしますが、亡くなった人の長男が最も優先されます。
葬儀に参列して香典をいただいた方には、感謝の気持ちを込めて香典返しを贈ります。手渡しするときはもちろんのこと、郵送する場合も、品物に挨拶状を添えて贈るようにしましょう。香典返しに添える挨拶状にもマナーやルールがありますので、きちんと守ることが大切です。挨拶状には、葬儀に参列してくれたこと、香典をいただいたことに対する感謝の気持ちと、生前の故人とお付き合いしてくれたことに対するお礼を書くのが基本です。
